huruyama blog

学びや子育てやホームスクールなどなど 古山明男さんのコラムが大好きなので ご本人の許可を頂き紹介しています。

学校教育は成果を求める

古山です。

ふと思いついたので、書き留めたくなったことです。

学校教育の最大の問題点は、いつも生徒に対して成果を求めていることだと思い
ます。

絵を描いたり、歌を歌ったり、身体を動かしたりすることまで、成果を上げるこ
とを求められる。そうじゃなくて、描きたいから描き、歌いたいから歌い、動き
たいから動くんだってば。

とうとう、道徳まで教科になってしまった。教科書まで作るとか。

先生が日々やっていることが、道徳の教材なのに。
そこにはいいことも悪いことも書いてある。

先生はいつも成果を出さなければならない、
学校はいつも成果を出さなければならない。
文科省指導要領をいかに達成したかという成果。

学校の人たちはヒラメの大群。上ばかり見ている。
ほんとうに子どもに対して責任を持っているわけではない。

それに文句をつけてもしょうがない。だって、決められた職務をこなすために、
訓練され、採用され、任命され、給料をもらっているのだから。

個人的に悪い人なんて、めったにいるわけではないのだけれどね。

もちろん、指導要領の内容は、悪くはない。
それを習得できていればいいですね、ということばかり書いてある。

でも、教える方も、教えられるほうも、大事なものを失ってしまう。


生きることそのものが、学びなんです。


夏休みですら、「思いっきり遊びましょう」と言えない学校なんて、なんかおか
しい。

夏休みと言わず、思いっきり遊びましょう。

 

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古山明男