huruyama blog

学びや子育てやホームスクールなどなど 古山明男さんのコラムが大好きなので ご本人の許可を頂き紹介しています。

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

子供の発達経路

古山です。 ある、算数の得意でない子に8歳くらいからずっと算数を教えていました。 11歳くらいになって、ふつうに式を書いて計算するようなことも、「できた、おもしろい」と感じるようなところにきました。学校を嫌がって行かなかった子ですが、この子に学…

説諭主義でなく

古山です。 保育園、幼稚園、学校などで、子どもがまずいことをしたときに、「ごめんなさい」を言うまで、とことんお説教することがよくあります。場合によると、ごめんなさいを言うまでどこかの部屋から出さなかったりします。 あれは、間違っていると思う…

犬のしつけ 人間のしつけ

古山です。 ひょんなことで、生後8か月のヨークシャーテリヤをうちで預かることになりました。かわいいですねえ。少ししつけようと、ネットやら本やらを調べました。人間の子どものしつけと同じだなあ、というところと、人間と犬は違う、というところがあり…

傷を癒すこと

古山です。 大人たちは、多くの心理的な傷を負って生きています。 子どもたちもです。 傷に応じて、私たちは、防御的になり、あるいは攻撃的になり、あるいは鈍感・無関心になります。 私たちは、自分の傷を癒すことができるでしょうか。子どもたちの傷を癒…

焦るとき

古山です。 つくばにあるインターナショナルスクールを見学させてもらえ機会がありました。案内してくれる人と、つくばでの駅で待ち合わせることにしていました。 時間に余裕を持って出たつもりが、間の悪い時には、間の悪いことが重なるものです。駅まで車…

マンガとお手紙

古山です。 学校に行っていない子どもがどうやって字を覚えるか見ていると、どうも、マンガを描くときが圧倒的に多いです。 絵を描く、マンガを描くは、ほとんど子どもの本能のように思えます。わたしも、ずいぶんと書きました。とっておけばよかった、と今…

義務教育の内容

古山です。 いまの義務教育の内容は、人間の発達に沿っていないということを、痛切に感じます。いまの義務教育は、近代国家建設のために作られたものであって、人間理解から生まれてきているものではないです。 たくさんの落ちこぼれた子ども、成績はよいが…

世界は善である 世界は美しい

古山です。 久しぶりに、シュタイナーの「一般人間学」を読んでいました。シュタイナー教育の基盤になっている人間観を、シュタイナーが連続講演の形で述べたものです。 若いときよりも、「ああ、子どものあれのことを言っているのか」というのが具体的に浮…