huruyama blog

学びや子育てやホームスクールなどなど 古山明男さんのコラムが大好きなので ご本人の許可を頂き紹介しています。

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ファンタジーの力

古山です。 私が、子どもの教育を引き受け、何を教えるかに自由度があると、優先させていることがあります。それは、お話しをすることです。童話を読むこともありますし、即興で作ったお話しをすることもあります。 甥とホームスクールをしたときもそうでし…

おもしろいことのみつけ方

30代のときにインドを旅行して日本に帰ってきたら、なんとまあ町は小綺麗でゴミ一つ落ちていないこと。街行く人たちの服は汚れていなくて、ツギのあたった服の人などいないこと。なんでもかんでも便利なこと。でも、人の眼が死んでる。トロン、ボヤン。あ…

ゲゲゲの鬼太郎

古山です。 水木しげるといえば「ゲゲゲの鬼太郎」そのテレビアニメの主題歌に たのしいな たのしいなおばけにゃ学校も 試験もなんにもない そりゃあ、たのしいですよ。学校も試験も、つまらない。当たり前じゃない。 私は、学校が絶対ではないことを「教育…

梅が咲いています

古山です。 みなさま、いかがお過ごしですか。 千葉公園のいつもの場所を通りかかったら、紅梅が咲いていました。そうかあ、春だ。そんな季節ですねえ。 節分も過ぎましたが、来年の節分は、ボランティアのお兄さんを見つけて、子どもたちと豆を投げる、なん…

図鑑の思い出

古山です。 家と教室を整理していたら、小学館や学研の図鑑が出てきました。 ページをめくっていたら、おもしろいこと。 子どものとき、興奮して見ていたことを思い出しました。ただの絵を見ているのではなくて、お宝を見ている感覚なんです。図鑑に出ている…

かけがえのない子ども時代

古山です。 子どもには、かけがえのない子ども時代があります。 子ども時代には、すべてのものがキラキラして、子どもを差し招いています。子ども時代には、大人を絶対的に信頼することができます。子ども時代には、将来に対する心配なしに、全身で生きるこ…

勉強を教えると親子バトルになるのは必然か?

つくばのほうに招かれて、「自由な教育」について話をさせてもらいました。 質疑応答をするうちに、 「子どもに勉強を教えると、かならず親子げんかになってしまいます。ホームスクールなど無理そうです」 というものがありました。 いやあ、そうなんですよ…

テスト対策ではダメ

古山です。 アメリカで2002年に「落ちこぼれゼロ法」(No child left behind)という法律ができて、読み書き、数学などのカリキュラムを学力テストで測定し、その点数に応じて、学校に報奨金を出したり、改善命令を出すようになりました。学校では、テスト対策…

本年もよろしくお願いいたします

古山です。自宅で、健康に正月を迎えております。本年もよろしくお願いいたします。 「これがクリエイティブな状態だ」と思うことを、自分で体験しました。それは、子どもの自然な状態と同じなのです。それはまた、学ぶことの本質なのだと思います。 その日…

緊急カンフル剤としての愛

古山です。 ここのところ、首と肩が痛くて上がらず、ついでに胃の調子もよくなくて低空飛行していました。 そうしますと、やらなければいけないのだけど、そのままにしてしまうことが多くなります。「ああ、やらなきゃいけないよねえ...」と言いつつ、で…

いくつかの学校神話

学校に行かないことへの恐怖が世の中にたくさんあり、多くの人が学校に行かない子どもたちのことを心配してくれます。 でも、そのほとんとが、はっきりした根拠のない神話なのです。 すべての人が、どんな無理をしてでも学校に行かなければならなかった。無…

秩序について

数日前のことでした。台風が過ぎ去り、秋晴れのいい天気です。 いい天気だな、と窓から見回し、段ボールを重ねて紐をかけ、ゴミ出しの場所に持って行く。身体がすっすっと動く感じで、「やらなければならない」感がありません。 朝の斜光線に木々が鮮やかで…

ホームスクールについて

音楽会で、ホームスクールについて関心のある方、これから始めるかもしれない方とお話しすることが多かったので、ホームスクールの説明をしていました。 ホームスクールは、どんなやり方をしてもかまいません。それぞれのご家庭の方針を大事にすべきです。 …

映画「みんなの学校」

「みんなの学校」という映画を見ました。大阪のある小学校が、特別支援学級でなく普通学級に障害児や問題児を受け入れて、みんなを伸ばしていくというドキュメンタリーです。 いい映画でした。演技無しの、実際の先生や生徒の気持ちがたくさん出てきます。撮…

キラキラしたもの

子どもの眼って、キラキラしています。そして、キラキラしたものが見えています。 子どもにとって、生きるということはキラキラしたものを追いかけることです。すると何かしら自分の中に新しいものが湧いてくるのです。 私は、虫を捕まえたり飼ったりするの…

甥とのホームスクール(2)

前回、甥とのことを少し書きました。 うちのホームスクールもけっこう悪くなかったんだ、と心から思えたもので、思わず書きました。 ずっと、あれも出来なかった。これも足りなかった、という思いの方が多かったのです。 人が育つのは、生活の仕方によってだ…

甥とのホームスクール(1)

この週末に甥がやってきました。 27歳。小学校5年生からホームスクール。私の妹の息子なのですが、田舎でホームスクールをするのは世間の目があるから、とうちに転がり込んでいました。 いまは就職して、つくばに住んでいます。うちに15年ほど住んでいたの…

小学校低学年の頃

古山です。 私の小学校低学年の頃のことを書きました。 よく、なんとかなったものだと思うのですが、なんとかなった理由はこんなことじゃないか、というのが二つあります。 一つは、人間一人一人に配信されている「音楽のようなもの」に波長を合わせていたこ…