huruyama blog

学びや子育てやホームスクールなどなど 古山明男さんのコラムが大好きなので ご本人の許可を頂き紹介しています。

親子

子どもは外界が怖いこと

古山です。 私が幼稚園児のときでした。 母が友人といっしょに、衣料品店に買い物に行きました。私も連れられていました。店内はかなり混雑していました。 私は母のスカートを掴んで、母にくっついて店内を歩いていました。それなりに、あれはなんだ、これは…

恐怖を慈しむ

古山です。 冬型の天気になってきたら、朝からスカッと青い空が広がっています。そこを散歩するのって、気持ちがいいですね。 不登校のお子さんをお持ちの場合、子どもが学校に行かなくなった。将来がどうなることかと、怖かったですねえ。世間からどうみら…

「怖かったねえ」と撫でさすること

古山です。 現実的に役に立つ話をします。いささかあてずっぽうではありますが、当たる確率は高いです。 子どもが教育上の問題を起こしていて、その理由がよくわからなかったら、恐怖のためだと推定するのです。 そして、子どもの恐怖を和らげるよう、子ども…

子供に教えると親子げんかになる理由 2

古山です。 家庭教育の特徴は、お互いに距離が近くて、感情のこもったやりとりをしていることです。それが悪いということではありません。人間のもっとも教育されなければならないところに、手が届くということでもあります。 親が子どもに教えて、学校と同…

子どもに教えると親子げんかになる理由

古山です。 親が家庭で子どもに勉強を教えると、まあ、7割方は親子喧嘩で終わるものです。 それが相場ですから、親子喧嘩になったことのある方は、どうかご安心ください。親子のことですから、そう後にまで持ち越すことはありません。しょっちゅうブーブーキ…

犬のしつけ 人間のしつけ

古山です。 ひょんなことで、生後8か月のヨークシャーテリヤをうちで預かることになりました。かわいいですねえ。少ししつけようと、ネットやら本やらを調べました。人間の子どものしつけと同じだなあ、というところと、人間と犬は違う、というところがあり…

宝物のような時間

古山です。 私は、甥が11歳から20歳をすぎるまで、うちに住まわせてホームスクールをしていました。その経験から、これが一番大事だ、ということがあります。 子どもが、まだ、かまってほしい一心、遊んでほしい一心の時期があります。これが、宝物のような…

大好き

古山です。 ホームスクールをするのに、たいして条件はいらないのですが、このことだけはどうしても必要だ、ということがあります。それは、親子の仲が良いことです。 もっと具体的に言うと、親子でふだん「好きだよ」のキャッチボールをしていて、それが楽…

勉強を教えると親子バトルになるのは必然か?

つくばのほうに招かれて、「自由な教育」について話をさせてもらいました。 質疑応答をするうちに、 「子どもに勉強を教えると、かならず親子げんかになってしまいます。ホームスクールなど無理そうです」 というものがありました。 いやあ、そうなんですよ…

甥とのホームスクール(2)

前回、甥とのことを少し書きました。 うちのホームスクールもけっこう悪くなかったんだ、と心から思えたもので、思わず書きました。 ずっと、あれも出来なかった。これも足りなかった、という思いの方が多かったのです。 人が育つのは、生活の仕方によってだ…

無題

「三つ子の魂、百までも」と言って、脅してでも罰してでも、しつけなければいけないと信じている人たちがいます。 まちがいだと思います。後年、子どもの自由を奪います。 脅したり罰したりする必要はないんです。子どものほうから、合わせてくるものです。 …

面白がりの燃料補給

ホームスクールは、どんなやり方をしてもいいのですが、自宅で親が教師になって教えきるようなタイプは、ふつうはできっこないです。 子どもはいろんなものを面白がります、やりたがります。それとダンスを踊りながら、楽しく日々を送ってしまう、というのが…

無題

子どもが自分からいろんなことを学ぶようにするのに、これが一番大事なことだ、と私が考えることがあります。 それは、子どもといっしょにいるときに、 「あれ、きれいだねえ」「これ、おもしろいよ」「これ、すごいね」というような感じたら、それを口に出…

母のこと

最近、自分の母親のことをよく思い出します。 胸に抱かれたいと思います。 10年前だったら 「もう、抱っこしてもらってどうこうなるようなトシじゃないしねえ」 と言っていたでしょう。 でも今は、素直に抱いてもらえると思う。 母が私にしてくれたことで、…

電車の中で出会った二組の親子

ある日曜の午後だった。 八ヶ岳山麓に行った帰りで、私は中央線の新宿方面行き各駅停車に乗っていた。東京方面に帰る客が多く、特急の自由席では座れそうになかった。 確実に座れたほうがいい。各駅停車はがらすきだった。じっくり本でも読んでいよう。 いろ…