huruyama blog

学びや子育てやホームスクールなどなど 古山明男さんのコラムが大好きなので ご本人の許可を頂き紹介しています。

2018-01-01から1年間の記事一覧

授業とは

古山です。 授業というのは、何かをできるようにさせるためにある、と思われています。 そうじゃないと思います。 授業というのは、人が人に親切にするとはどういうことかを、実際に伝えることだと思います。 *************************古山明男

上手にやりたいと投げ出したい

古山です。 もう一度、明けましておめでとうございます。 犬歳にちなんで、犬の絵を描きました。添付しますが、見れますでしょうか。 昔飼っていた犬です。ジローくんという名前です。賢い犬でした。写真をもとに、さきほど描きました。 実は、この絵を描い…

失敗してしまったときの気持ち

古山です。 いい天気だし、家の外装でペンキのはがれたところを補修してやろうと思い立ちました。ちょっと手を入れれば、ずいぶんときれいになるんです。 スプレーを片手にシュッシュッとやっていました。小さなところをやるだけだから、汚れる心配もないだ…

子どもは外界が怖いこと

古山です。 私が幼稚園児のときでした。 母が友人といっしょに、衣料品店に買い物に行きました。私も連れられていました。店内はかなり混雑していました。 私は母のスカートを掴んで、母にくっついて店内を歩いていました。それなりに、あれはなんだ、これは…

恐怖を慈しむ

古山です。 冬型の天気になってきたら、朝からスカッと青い空が広がっています。そこを散歩するのって、気持ちがいいですね。 不登校のお子さんをお持ちの場合、子どもが学校に行かなくなった。将来がどうなることかと、怖かったですねえ。世間からどうみら…

「怖かったねえ」と撫でさすること

古山です。 現実的に役に立つ話をします。いささかあてずっぽうではありますが、当たる確率は高いです。 子どもが教育上の問題を起こしていて、その理由がよくわからなかったら、恐怖のためだと推定するのです。 そして、子どもの恐怖を和らげるよう、子ども…

心にうそがないこと

古山です。 昨日、長年森の中での自主保育をやってきた人と話をしていました。「自主保育のよいところは、子どもに『ありがとうは?』、『ごめんなさいは?』を言わなくてすむことだ。あれは、相手の親に気を遣って言っているだけなのだ。親同士に了解がある…

ワサビ

古山です。 Nさんが、今の教育は、罰ゲームみたいなものを無理して身体に流し込んでいるのではないか、と刺身とわさびを例に出していました。 私も、今のふつうの教育は、生きるために大事なものを忘れてしまっていると思います。それで子どもがつまらながる…

教育のための原則

古山です。 子どもたちは、永遠の世界からやってくる知恵のようなものは持っていますが、この世界のことはまだ知りません。この世界のことに関しては、大人たちの支援が必要になっています。その支援が教育というものだと思います。 教育のための原則がある…

学校信仰は終わる2

日本の学校信仰は感情と感覚に直接に刷り込まれている何かだと思います。学校からはずれると、ドーンと不安になります。それは理屈を超えているから、信仰と呼びたくなります。 どこの国でも、その国特有の画一的なものがあるものです。同調しない者を爪弾き…

学校信仰は終わる

古山です。 学校には、いいところも、悪いところもあります。 しかし、これは学校が絶対に間違っていると思うことがあります。学校が信仰の対象になっていて、学校なしでは人生が成り立たないように信じられていることです。「来ないと人間がダメになる」「…

子供に教えると親子げんかになる理由 2

古山です。 家庭教育の特徴は、お互いに距離が近くて、感情のこもったやりとりをしていることです。それが悪いということではありません。人間のもっとも教育されなければならないところに、手が届くということでもあります。 親が子どもに教えて、学校と同…

子どもに教えると親子げんかになる理由

古山です。 親が家庭で子どもに勉強を教えると、まあ、7割方は親子喧嘩で終わるものです。 それが相場ですから、親子喧嘩になったことのある方は、どうかご安心ください。親子のことですから、そう後にまで持ち越すことはありません。しょっちゅうブーブーキ…

ホームスクールで何を教えるか

古山です。 ホームスクールで何を教えるか、って? それは、幸せに生きるコツでしょう。もちろん、何を教えたってかまわないのですが。 多くの人が、危険なジャングルの中で生き抜く時のような、サバイバルモードになっています。必死に頑張らないと生きてい…

生きる力と泣く力

古山です。 昨日のお遊び会も楽しかったですね。 子どもの生きる力を育てようとするとき、子どもが泣くことを肯定的に捉えることは、そこからすべてが始まると言っていいくらい大事なことだと思います。 柔道を初心者に教えるとき、まず受け身を教えます。投…

能動的な行動のほうが脳が活性化

古山です。 池谷裕二という脳科学者が、自分の娘の4歳までの成長を書いた「パパは脳研究者」という本があります。その中に、おもしろい一節がありました。 以前、ネズミの脳の研究をしていて気づいたことがありました。ネズミのひげにものが触れたときの脳…