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huruyama blog

学びや子育てやホームスクールなどなど 古山明男さんのコラムが大好きなので ご本人の許可を頂き紹介しています。

遊びの中に宝がある

哲学 学び

古山です

われわれは、好きでやっていることを「遊び」と呼んで、もっと大事なものがあ
るかのように考えてしまうのです。嫌々やったことのほうが、価値があると思い
こまされています。とんでもない。

利害や打算を超えたエネルギーがこもっているものを、われわれは「遊び」と呼
んでいるのです。

子どもたちが何気なく遊んでいることの中に、宝が隠されています。

学校の授業がつまらなくて、手いたずらをしている子がいます。でしたら、その
手いたずらには、どういう喜びがあるのでしょうか。授業中に窓の外を見ている
子がいます。そのときその子は、窓の外に見えるものから、どのような精神活動
をしているのでしょうか。

このようなことを理解することの中から、とてつもないエネルギーが流れてきま
す。親にとっても子にとっても、大きなエネルギーになるのです。

それは、単に「なんでも好きなことをするのを奨励する」のと、似ていますが違
います。違いというのは、そこに、理解と共感があることです。

「なんでも好きなことをするのを奨励する」だけなら、型にはまっています。
理解と共感があるとき、子どもはすごい力を発揮してきます。

しかし、もちろん、子どもがなぜぼけっと窓の外をみているかを理解するのは、
簡単なことではありません。なかなかわかりません。ですから、わからないこと
をわからないままにして、安易な結論に走らない、ということが理解の第一歩で
す。そのうちに、「理由はよくわからないが、その子がそうするということが、
肌で実感できる」というふうになってきます。言葉による理解が訪れるのは、最
後になります。

人間は、とても不思議ないきものです。
理解しようとする意識が届くだけで、変化が起こってくるのです。それは、自分
自身の中にでも、他人に対しても起こります。