huruyama blog

学びや子育てやホームスクールなどなど 古山明男さんのコラムが大好きなので ご本人の許可を頂き紹介しています。

生活の中の算数 数える

古山です。
算数の基本は数えることです。算数というのは数える技術だ、と言ってもいいく
らいです。

「いち、に、さん、し....」と数えることは、生活の中で自然にやっている
ものです。子どもといっしょに数えて楽しいものがたくさんあります。数えてお
もしろいものをいくつか。

私の場合は、私が鉄道列車を見ることが好きだったので、父がよく自転車に乗せ
てくれて、踏切に行って列車が通るのを見ていました。電車は8両で、じきに数
える楽しみがなくなりました。でも当時は、貨物列車がよく走っていました。貨
物列車の長さは、そのたびに違います。父といっしょに、「いち、にい、さん、
しい....」と数えていました。やはり、長い列車に出会うと、得をしたよう
な気分になります。
いまは、貨物列車は滅多に走っていませんが、あちこちに出かけたときに、そこ
の列車が何両編成か数えているのも楽しいです。

いまだと、ツクツクボウシが鳴いています。ツクツクボウシは「ジーー」ではじ
まり、「オーシンツクツク」と「イーオース」をそれぞれ繰り返します。
この「オーシンツクツク」の回数と、「イーオース」の回数を数えているとおも
しろいんです。なかには、悠然と鳴き始めて「オーシンツクツク」を二十数回、
「イーオース」を五回、なんてのがいたりしました。そんなのに出会うと、「す
ごい。立派」なんて言いたくなります。

マンションが、何階建か。
普通のビルは、何階建か数えにくいのが多いのですが、マンションは数えやすい
です。

などなど。

「へえ、おもしろい」、「そうなのか」ということを、お子さんといっしょに共
有するのは楽しいです。、