huruyama blog

学びや子育てやホームスクールなどなど 古山明男さんのコラムが大好きなので ご本人の許可を頂き紹介しています。

テスト対策ではダメ

古山です。

アメリカで2002年に「落ちこぼれゼロ法」(No child left behind)という法律が
できて、読み書き、数学などのカリキュラムを学力テストで測定し、その点数に
応じて、学校に報奨金を出したり、改善命令を出すようになりました。学校では、
テスト対策の授業が多くなりました。

結果は出ませんでした。

学校でもそうなのです。

生徒一人一人についても同じことが言えます。
テストの点数を出すためにテスト対策をやっても、効果があるのは一部の生徒だ
けなのです。それより、能力ある生徒を狭い枠に閉じ込め、遅れている生徒の自
信を喪失させます。

子どもがいかに学び取っていくかは、子どもが幸福であるかどうかが、もっとも
重要なのです。幸福な子どもは、興味関心が広く深く、新しいことにチャレンジ
していきます。

興味関心が広く、意欲的な子どもは、あまり教える必要がありません。「こんな
おもしろいものあるよ」、「これ、役に立つよ」と示す程度で大丈夫なのです。

古山