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huruyama blog

学びや子育てやホームスクールなどなど 古山明男さんのコラムが大好きなので ご本人の許可を頂き紹介しています。

いじる おもしろがる

教育

昨日、17歳の男の子と遊んでいました。
彼は、中学を不登校で過ごしました。ようやく、外に出る恐怖が薄らいだところ
にいます。

彼がやりたがることをサポートします。お勉強も少し教えます、といって隔週で
授業めいたことをしています。

授業と言ってもいいのかな、遊びと言ってもいいのかな、どちらともつきません。

前回、「水とりぞうさん」という除湿のための商品があるというのを彼が教えて
くれたので、購入していました。
さっそくこいつで遊ぼうと。

開封してみた。すぐに空気中の水分を吸って、重くなるかね? ならないね。
2時間で1gくらい重くなった。

水に溶かしてみる。おお、溶けた。

アルコールだったら? わからないね。やってみよう。
溶けないね。
アルコールがあると燃したくなる。燃そうね。
でも、危ないから、外でやった。意外と小さくしか燃えなかった。

いったん水に溶かしたのを、電子レンジにかけて、水分を飛ばしたら。
おや、カルメ焼きみたいなのができた。おもしろい。

というようなことを、思いつくままにやっていれば、飽きません。

私は、この主成分が塩化カルシウムという物質であって、それにどんな性質があ
るかは知っています。

でも、その講義になってしまったら、つまらないんです。そうじゃなくて、おも
しろがって遊ぶから大事な理解が自然に生まれます。知識は、ほんの添え物です。
いじっているうちに、自然に伝えたくなる知識もあります。それがホンモノなん
です。

私も、小学生、中学生のころ、片っ端から面白がっていじっていました。学校の
勉強なんかまどろっこしくてしょうがなかった。わかりきったことをダラダラ。
やれ、宿題だ、自由研究だと、たまらない。
自由研究って、言われてやるのは自由研究じゃないでしょうが。

「いったいどうなっているんだ」
「こうしたらどうなるんだ」

それで遊んでいるのは、学校の教科として勉強するより、はるかに本質的なんだ。

昨日は、その子と遊んでいるうちに、むかしのおもしろがり気分を取り戻してい
ました。

 

古山明男